Q.1 水中に含まれるヒ素の除去方法について教えてください。
A.1 もっとも簡易的な処理方法として、Fe³⁺による共沈処理があります。
ヒ素は難溶性水酸化物を作りませんが、他の金属水酸化物に吸着され共沈します。
Fe3⁺として一般には塩化第二鉄液が使用されます。
ヒ素は、自然界の中ではAs³⁺、As⁵⁺のイオン状態で存在しており、特に湧水や、地下水など無酸素環境下ではAs³⁺比率が高くなっています。
As³⁺はAs⁵⁺に比べ共沈しにくいので、予め次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤でAs³⁺をAs⁵⁺に酸化するとより効果的です。
Q.2 ヒ素の基準値について教えてください。
A.2 環境省が定める一般排水基準値は0.1㎎/L以下、環境基準は0.01㎎/L以下です。
その他ご質問は、弊社までお問い合わせください
タグ:塩化第二鉄液