Q. 次亜塩素酸ソーダの中和に必要なチオ硫酸ソーダの量はどれくらいですか?
A. 次亜塩素酸ソーダの中和例の目安があります。
次亜塩素酸ソーダ濃度(ppm)×排水量(t)×0.83=結晶チオ硫酸ソーダ量(g)
となります。
例えば、次亜塩素酸ソーダ10ppmを含んだ廃水1トンは、結晶チオ硫酸ソーダ8.3グラムと反応します。
反応式
4NaOCl + Na₂S₂O₃ + H₂O ⇒ Na₂SO₄ + H₂SO₄ + 4NaCl
HW MW
HW:74.5 MW:248(五水塩の時)
※漏洩した次亜塩素酸ソーダを中和処理する場合には、回収した次亜塩素酸ソーダを10倍程度に希釈して結晶チオ硫酸ソーダを添加することをお勧めします。
※急激に反応した場合、塩素ガスが発生しますので結晶チオ硫酸ソーダの注入は少量ずつ添加する必要があります。
※硫酸が生成するのでpHを調整する必要があります。
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